CT検査

CT検査

CT検査について

CT検査 CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)検査は、特殊な放射線(X線)を使って体の内部を輪切りにした画像として撮影する検査です。従来のレントゲン検査では重なって見えにくかった臓器や組織も、断層画像として立体的に観察できるため、より詳細な情報が得られます。

短時間で全身を詳しく調べられるCT検査は、がんや炎症、出血、結石など様々な病気の診断や経過観察に広く役立ちます。
大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックでは、適切な診断によって患者様の健康を守るため、必要に応じてCT検査を実施しております。

CT検査の目的と特徴

CT検査には、一般的なレントゲン検査では見つけにくい小さな病変や異常を発見できるのが特徴です。360度あらゆる角度から体内を観察できるため、臓器や血管、骨などの状態を詳細に評価することが可能です。

具体的な特徴として以下が挙げられます。

検査時間が短い

短時間(1015分程度)で広範囲を詳細に観察できます。

小さな変化を捉えやすい

体内の断層画像を得られるため、臓器の重なりを避けて観察できます。小さな変化や異常も見つけやすく、早期発見につながります。

体への負担が少ない

検査時の痛みはなく、負担が少ない検査です。

CT検査でわかること

がんの有無や広がりの評価

がんの発見や転移の有無の確認に有効なほか、治療効果の確認にも活用できます。特に肺がんや肝臓がんなど、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)では確認できないがんの評価に有効です。

臓器や血管の異常の発見

脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、消化管、骨、血管など全身の臓器を対象に、腫瘍・出血・炎症・結石・動脈瘤・血栓などの異常を検出できます。特に急な症状がある場合は、原因を素早く特定するのに役立ちます。

小さな病変の発見

通常のレントゲン検査では見つけにくい小さな結石や骨折、初期の肺炎なども明確に描出できます。異変を早期に発見できれば、低負担な治療でも完治が期待できます。

CT検査の方法と流れ

CT検査は以下のような流れで行います。

#1

検査前の準備

事前に検査部位の金属類(ベルトやアクセサリーなど)は外していただきます。妊娠中の方やアレルギーのある方は、必ず事前にお申し出ください。

#2

検査室での準備

検査台に仰向けになり、検査部位に合わせて体の位置を調整します。

#3

撮影

検査台がゆっくりとトンネル状の装置の中を通り、その過程で画像を撮影します。検査中は技師がマイクで呼吸を止めるタイミングなどを指示します。

撮影自体は1015分程度です。

#4

結果説明

検査後は医師から所見をご説明します。撮影した画像を一緒に見ながらご説明しますので、気になる点やご不明点がございましたら、ご遠慮なくお話しください。

CT検査の注意点

CT検査を受ける際には、以下の点にご注意ください。

被ばくについて

CT検査で使用する放射線量はごくわずかですので、健康への影響は極めて少ないとされています。さらに当院では、従来のCTよりも被ばく線量が1/4に抑えられる先進モデルを導入しておりますので、体への影響を最小限に抑えたCT検査が可能です、

ただし、放射線による影響はゼロではありませんので、以下に該当する方は必ず事前にお申し出ください。

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • ペースメーカーや除細動器などが体内にある方

など

造影剤使用時の注意

造影CTは通常のCT検査(単純CT)に造影剤を併用する方法で、血管や臓器をより鮮明に描出できます。がんの検出や血管病変の評価、炎症性疾患の診断などで特に有用です。

※造影CTの必要がある場合は、提携先の医療機関をご紹介します