• HOME
• 下痢

下痢

こんなお悩みはありませんか？

下痢が長引く場合や頻繁に起こる場合、血便や高熱を伴う場合などには、何らかの病気が隠れている可能性があります。市販の下痢止めを使用すると症状を悪化させる可能性もありますので、まずは専門医の診察を受けることが大切です。

下痢でお悩みの方は、我慢せずに大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックへご相談ください。

下痢の原因

感染症による下痢

ウイルスや細菌、寄生虫などの病原体による感染が原因で起こる下痢です。ノロウイルスやロタウイルス、サルモネラ菌、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌（O157など）などが代表的です。これらの感染症では、下痢に加えて嘔吐や発熱、腹痛などの症状を伴うことが多く、感染力も強いため注意が必要です。

感染性の下痢の場合、下痢止めを服用すると病原体や毒素が体内に留まる時間が長くなり、症状が悪化する可能性があります。十分な水分補給と安静が基本ですが、症状が強い場合や長引く場合は医療機関での適切な治療が必要です。

食品による下痢

食物アレルギーや食品不耐症、食中毒などが原因で下痢を起こすことがあります。乳糖不耐症（牛乳や乳製品に含まれる乳糖を消化できない状態）や過敏性腸症候群の方は、特定の食品を摂取することで下痢が誘発されることがあります。また、刺激物（辛いもの、アルコールなど）の過剰摂取も下痢の原因となります。

消化器の病気による下痢

炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病）、過敏性腸症候群などの消化器疾患が下痢の原因となることがあります。下痢が長期間にわたって続いたり、繰り返し発生したりすることが特徴です。

考えられる消化管の病気

感染性胃腸炎

ウイルスや細菌などの病原体による感染で、腸管に炎症が生じる病気です。水っぽい下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの強い症状が突然現れるのが特徴です。数日ほどで軽快することが多いものの、感染力が強いため、療養とあわせて周囲への感染予防も必要となります。

過敏性腸症候群

腸の機能異常により、腹痛や下痢、便秘などの症状が慢性的に続く病気です。強いストレスがかかった時や、特定の食べ物を食べた際に症状が悪化することが多く、排便後に腹痛が改善するのが特徴です。

炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎・クローン病）

主に免疫系の異常により、消化管内に慢性的な炎症が生じる病気です。下痢（しばしば血便を伴う）、腹痛、体重減少などの症状が現れ、症状の軽快と悪化を繰り返します。潰瘍性大腸炎は大腸のみ、クローン病は消化管全体に病変が現れるのが特徴です。

大腸ポリープ・大腸がん

大腸の粘膜に生じる腫瘍です。初期には症状がないことが多いですが、進行すると下痢や便秘、血便、腹痛などの症状が現れます。大腸ポリープ、あるいは初期の大腸がんの段階で発見できれば、完治も期待できます。