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アレルギーについて
アレルギーの原因物質（アレルゲン）は様々で、症状やその程度にも個人差があります。軽度でも長引けばQOL（生活の質）を大きく低下させるので、症状が気になりだしたら早めに治療を始めましょう。
アレルギーが疑われる症状がある方は、お気軽に大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックへご相談ください。
代表的なアレルギー症状
- 鼻の症状：くしゃみ、鼻汁（透明で水っぽい）、鼻づまり、かゆみ
- 目の症状：かゆみ、充血、涙、まぶたの腫れ
- 肌の症状：かゆみ、発赤、じんましん、湿性・発疹
- 呼吸器の症状：咳、喘鳴（ぜんめい：呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと鳴る）、息苦しさ
- 消化器の症状：腹痛、下痢、嘔吐
- 全身症状：だるさ、集中力低下、めまい、意識障害（重症例）
など
主なアレルギー疾患
花粉症（季節性アレルギー性鼻炎）
植物由来の花粉が原因となる代表的なアレルギー疾患です。スギやヒノキをはじめ、イネ科植物などの花粉が原因となります。植物によって花粉が飛ぶ時期が違いますので、人によって症状が出始める時期には違いがあります。
複数の花粉に対してアレルギーがある場合は、1年を通して症状が持続することもあります。
通年性アレルギー性鼻炎
年間を通じて症状が続くタイプのアレルギー性鼻炎です。室内に存在するハウスダストやダニ、ペットの被毛、カビなどが主な原因となります。花粉とは異なり、原因となるアレルゲンを取り除かない限り、季節を問わず症状が続きます。
アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能が低下し、乾燥や炎症が起こりやすくなる皮膚疾患です。強いかゆみを伴う湿疹が特徴的で、様々な原因が考えられます。乳幼児期の発症例が多いですが、大人でも発症することがあります。
食物アレルギー
特定の食品成分に対するアレルギー反応で、摂取後に皮膚、消化器、呼吸器などに症状が現れます。卵製品、乳製品、小麦製品、甲殻類などが代表的な原因食品です。
気管支喘息
気道に炎症が起こり、様々な刺激に対して過敏に反応してしまう病気です。発作時に気道が狭くなる（狭窄する）ため、息苦しさを感じてヒューヒュー、ゼーゼーという音（喘鳴）が鳴ります。アレルギー体質の方に発症しやすい傾向があります。
アレルギーの検査と診断
アレルギーの診断において重要なのは、詳細な聞き取りです。症状の特性、発症時期、環境要素などを丁寧に確認し、アレルギーの可能性を評価します。その後、必要に応じて検査を行い、原因物質を特定して治療計画を立てます。
血液検査
アレルゲンに対する血中抗体量を調べます。花粉や室内塵、食品など、様々な原因物質への反応をまとめて調べることができます。
アレルギーの治療
アレルギーの治療の基本は薬物療法です。原因や症状の程度に合わせたお薬を使い、症状を抑えて日常生活に支障が出ないようにします。アレルゲンに接触しないことも重要ですので、薬物療法とあわせて生活環境の見直しを行い、アレルゲンとの接触を最小限に抑えます。
薬物療法
飲み薬
くしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こす物質の働きを抑制するお薬です。近年は日中の眠気などの副作用が軽減された薬剤も多く、患者様の日常活動に支障を来さない選択肢が増えています。
点鼻薬・点眼薬
鼻や目に直接作用し、それぞれの症状を緩和します。全身への影響が少なく即効性が期待でき、つらい症状の早期改善に役立ちます。
ステロイド製剤
強い炎症抑制作用を持ち、重症のアレルギー症状を抑える効果があります。ただし、長期使用による副作用もありますので、適切な使用が大切です。
