訪問診療・往診

  • HOME
  • 訪問診療・往診

訪問診療・往診のご案内

訪問診療・往診 訪問診療・往診は、通院が困難な患者様のご自宅や介護施設などを医師が訪問して行う「在宅医療」の一種です。
病気や障害、高齢などの理由で通院が難しい方でも、必要な医療を受けられるようにするための大切なサービスです。大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックでは、地域のかかりつけ医として訪問診療・往診にも積極的に取り組んでいます。
外来での治療から在宅療養への移行をスムーズにサポートし、住み慣れた自宅で安心して療養生活を続けられるよう、医療面からのケアを提供いたします。

訪問診療と往診の違い

訪問診療と往診は、どちらも医師がご自宅にうかがって診療を行うサービスですが、目的や仕組みに違いがあります。

訪問診療

訪問診療では、事前の計画に基づいて定期的に医師がご自宅を訪問し、診察や治療、健康管理を行います。健康状態の確認やお薬の処方、必要な検査、療養上のアドバイスなどを通じて、在宅での安定した療養生活をサポートします。

訪問診療を受けるには事前に同意書が必要で、医師と相談しながら診療計画を立てます。慢性疾患の管理や、退院後の療養、終末期の医療など、長期的な医療ケアが必要な方に適しています。

往診

往診は、発熱や痛みなど体調が急に変化した際に、その都度要請に応じて医師がご自宅に駆けつけるサービスです。臨時的・緊急的な対応が主な目的で、臨時で医師による診察が必要な場合に利用します。

訪問診療 往診
訪問のタイミング 定期的・計画的(月14回など) 急な体調変化時など臨時
対象 通院が困難な方 緊急時に診療が必要な方
同意書 必要(事前に同意) 不要
主な目的 継続的な健康管理・療養支援 急変時の対応

 

訪問診療・往診の対象となる方

  • 病気や障害、加齢などにより通院が困難な方
  • 寝たきりや歩行困難な方
  • 人工呼吸器や胃ろうなど医療的ケアが必要な方
  • 退院後の自宅療養を希望される方
  • 終末期のケアや自宅での看取りを希望される方
  • 認知症などで外出が難しい方

など

 

ご自身やご家族の付き添いで通院が可能な方は、原則として訪問診療の対象外となりますが、個別のご事情に応じて相談に応じております。お気軽にご相談ください。

訪問診療・往診で可能な医療処置

  • 診察・健康チェック(血圧・体温測定など)
  • お薬の処方・管理、必要に応じた点滴治療
  • 採血・尿検査などの基本的な検査
  • 床ずれ(褥瘡)などの処置
  • 酸素療法・胃ろう・尿カテーテルなどの医療機器の管理
  • 各種ストーマ(人工肛門など)のケア
  • 緩和ケア・終末期医療(自宅でのお看取り対応も可能)
  • 療養上の相談や生活指導
  • 介護するご家族のメンタルケア
  • 必要時の入院先紹介や医療機関との連携

など

 

患者様の状態や必要に応じて、訪問看護や訪問リハビリテーション、訪問薬剤師などの他職種と連携し、総合的な在宅医療を提供します。

訪問診療・往診の対象エリア

  • 大東市、門真市、寝屋川市、四條畷市、守口市、東大阪市など

※上記以外のエリアへの訪問にも応じられる場合がございます。詳しいエリアについてはお気軽にご相談ください

ご利用の流れ

#1

ご相談・お申し込み

まずは当院へご相談ください。電話でのお問い合わせのほか、入院中の方は病院の医療相談員や看護師を通じてご相談いただくこともできます。ご本人やご家族のご希望、現在の健康状態や生活環境などをおうかがいします。

なお、すでにお世話になっているケアマネジャーの方がおられる場合には、まずはそちらにご相談ください。

#2

診療計画の作成・同意書のご記入

初回訪問時に医師が診察を行い、その後の診療計画を作成します。訪問の頻度や内容について説明し、ご本人・ご家族の同意をいただきます。

#3

訪問診療の実施

診療計画に基づき定期的に訪問診療を行います。また、体調の急変時には往診で対応することも可能です。診療の内容は診療録に記録し、ご家族や看護・介護スタッフとも情報を共有します。

 

他機関との連携で24時間対応

24時間対応可能な訪問看護ステーションと連携し、夜間や休日の急変時にも対応できる体制を整えています。また、必要に応じて入院先の医療機関や介護サービス事業者との連携もはかり、安心の在宅療養をサポートします。