尿もれ

尿もれ

こんなお悩みはありませんか?

  • 咳やくしゃみをした時に尿が漏れてしまう
  • 笑ったり重いものを持ち上げたりした時に尿もれが起きる
  • 気がついたら尿が漏れていることがある
  • トイレの回数が増えた
  • 夜間も何度も起きて行くようになった
  • 下着やパッドが濡れる心配から外出を控えるようになった
  • トイレに間に合わないことが増えた

など

尿もれ 尿もれは尿失禁の一部で、尿意がコントロールできずに漏れてしまう状態のことを指します。両者は広い意味では同義ですが、一般的にはより軽度なものを尿もれ、重度のものを尿失禁と呼ぶ傾向にあります。

恥ずかしさから尿もれのお悩みを我慢されている方も多いですが、適切な治療で改善できることがほとんどです。お一人で抱え込まずに、泌尿器科専門医のいる大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックにご相談ください。患者様のライフスタイルや症状に合わせた治療方法をご提案いたします。

尿もれが起こりやすいシーン

尿もれは日常生活の様々な場面で起こる可能性があります。どのような状況で尿もれが起きやすいのかを知ることで、対策を立てることができます。

運動時

ジョギングやジャンプなどの体に衝撃を与える運動は、腹圧の急上昇を起こして膀胱を圧迫します。特に骨盤底筋が弱っている女性は、この圧力に耐えきれずに尿もれを起こしやすくなります。

笑った時、重い物を持った時

笑うと腹筋が急激に収縮し、膀胱に強い圧力がかかります。この圧力が尿道括約筋の締める力を上回ると、尿もれが起こります。重い物を持った時も同様で、何気なく物を持ち上げた瞬間に尿もれが起こりやすいです。

寒さ

寒さを感じると体は熱を生み出すために筋肉を収縮させますが、この時に膀胱の筋肉も収縮しやすくなります。また寒さで血管が収縮することで腎臓の血流が増加し、尿量が増えることも尿もれの原因になります。

飲食後

カフェインやアルコール、辛い食べ物、炭酸飲料などは膀胱を刺激し、尿意を強めることがあります。特に就寝前のこれらの飲食は夜間頻尿や尿もれのリスクを高めます。

考えられる泌尿器の病気

尿もれの症状の背景には、様々な泌尿器の疾患が隠れていることがあります。代表的な疾患について説明します。

過活動膀胱

膀胱の筋肉が過敏に反応して勝手に収縮し、強い尿意や頻尿、尿もれを引き起こす状態です。加齢や神経系の異常、膀胱炎などの泌尿器疾患、心理的な要因など様々な原因が考えられます。

前立腺肥大

膀胱の出口付近にある前立腺が肥大し、尿道を圧迫することで排尿障害を引き起こします。尿の勢いが弱くなる、排尿に時間がかかるなどの症状から始まり、進行すると尿閉(尿が出なくなる)や尿もれの原因となることもあります。

骨盤臓器脱

骨盤底筋群が衰え、膀胱や子宮などの骨盤内臓器が正常な位置から下がった状態です。尿もれや頻尿の原因となります。出産経験や加齢が主なリスク要因です。

神経因性膀胱

脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、糖尿病など神経系の疾患によって膀胱の機能障害が起こった状態です。症状は様々で、尿が出にくい、尿意を感じにくい、または逆に頻尿や尿失禁が起こることもあります。原因となる神経疾患の治療と並行した対応が必要です。