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尿路結石
尿路結石とは?

30~50代の男性に多く見られますが、近年では女性や若年層での発症も増えています。また、一度かかると5年以内の再発率が高いという特徴もあります。腰背部の痛みや血尿などの症状がある方は、お早めに大阪府大東市・野崎駅の寺川クリニックにご相談ください。
尿路結石の症状
尿路結石では、結石の大きさや位置によって様々な症状が現れます。
腹部、背中の痛み
尿路結石の中でも尿管結石に特徴的な症状で、横腹からわき腹、下腹部にかけて激しい痛みが走ります。結石が尿管を塞ぐと尿の流れが滞り、強い痛みが発生して背中側にも広がります。
血尿
結石が尿路の壁に擦れることで粘膜が傷つき、出血が起こります。肉眼で見える場合と、顕微鏡でしか確認できない場合(顕微鏡的血尿)があります。
腰痛
腎臓内に結石があると、腎臓に持続的な圧力がかかって慢性的な腰痛の原因となります。痛みは鈍く、じわじわとした感じで、長期間続くことが特徴です。
尿路結石の原因
尿路結石の形成には未解明な部分もありますが、以下のような様々な要因が関与していると考えられます。
脱水
水分摂取量が少なく尿量が減少すると、尿中の成分の濃度が高まり、結晶化しやすくなります。特に暑い季節や、汗をかきやすい職業の方は注意が必要です。
食生活の偏り
高タンパク・高塩分食の過剰摂取や、シュウ酸を多く含む食品(※)の摂り過ぎは、結石形成のリスクを高めます。カルシウムの不足も原因となります。
(※)ほうれん草、たけのこ、チョコレート、コーヒー、紅茶など
代謝異常
高カルシウム尿症などの代謝異常も結石形成を促進します。
尿路通過障害
尿管狭窄や前立腺肥大などにより尿の流れが滞ると、尿が停滞・濃縮され結石が形成されやすくなります。
尿路結石の検査
尿路結石が疑われる場合は、適切な診断・治療のために以下の検査を実施します。
尿検査・血液検査
尿検査では潜血反応がないかを調べます。血液検査では腎機能、電解質、尿酸値などを測定し、代謝異常の有無を確認します。
画像検査
レントゲン検査、超音波検査(エコー)、CT検査などを行い、結石の位置、大きさ、数を正確に把握します。
尿路結石の治療
尿路結石の治療は、結石の大きさ、位置、症状によって異なります。基本的には大きな結石ほど治療が難しくなります。
保存的治療
5mm以下の小さな結石は自然に排出されることが多いため、十分な水分摂取(1日2L以上)や適度な運動を行いながら排石を待ちます。症状に応じて鎮痛薬や排石促進剤を使用することもあります。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
体外から衝撃波を結石に当て、結石を細かく砕く治療方法です。砕かれた破片は尿と一緒に自然に排出されます。保存的治療では治癒が期待できない大きな結石の場合に検討されます。
※専門機関をご紹介します
内視鏡的結石破砕術
内視鏡を使い、結石を直接破砕して取り除く方法です。尿道から挿入するタイプや、皮膚に穴を開けて挿入するタイプがあります。上記の治療方法では治癒が難しい場合に検討されます。
※専門機関をご紹介します